シャトー・ラ・サルソミュールの中心に位置する
ワイン醸造所
3世紀以上に渡り、シャトー・ラ・サルは高品質のAOPソミュール ワインでその名を轟かせてきました。
ミシェル・ウドビーヌが所有者となった現在においても、シャトー・ラ・サルは由緒ある醸造所として、ソミュール地方の素晴らしいワインを世に送り出しています。
シャトー・ド・ラ・サルの歴史
シャトー・ラ・サルの敷地はもともと領主の私有地であり、初期の記録は12世紀まで遡ります。
当時のシャトー・ラ・サルは、フランスのロワール渓谷地域に広大な領地を展開していました。シャトーの所有地が広がるトゥエ川(全長142km)は、スゴンディニーに始まってソミュール西部のロワール川に合流し、当社のブドウ畑にとって重要な水源となっています。
醸造所のテロワールと特徴
現在のシャトー・ラ・サルは、チューロニアンタイプの石灰質粘土と砂利の土壌から構成される、80ヘクタールのテロワールを有しています。シャトーの樹齢45年を超えるブドウの木は、シュナンとカベルネの品種がもつ繊細で濃厚な香りや個性を表現します。
トゥエ川付近という立地のおかげで、本シャトーのブドウ畑は繊細で穏やかな気候に恵まれており、辛口のスパークリングワイン、そして珍味なカベルネを用いたフルーティで欲張りなロゼワインを造るための完璧な環境が整っています。
地域で最も有名なソミュール ブリュット
シュナン・ブランはソミュール地方で最も有名なブドウ品種のひとつです。シュナンは当社がソミュール ブリュットを造るためにシャルドネと好んでブレンドするブドウ品種。このブレンドが濃厚な香りを添え、爽やかさでバランスの取れたワインを生み出します。
スパークリング ソミュール ロゼ
シャトー・ラ・サルでは、カベルネ・ソーヴィニヨンとグロロー・ノワールも栽培しています。この品種のブレンドは、ロワール産フィーヌ・ビュル(スパークリングワイン)、ソミュール ブリュット白ワイン、ソミュール ドライ ロゼワインに使用されており、当社のスパークリングワインのテイスティングを完璧な体験にしています。
現代的なテイスティングに合わせたスパークリング ソミュールとカベルネ・フラン
このワイナリーでは様々な味わいが試みられています。ここシャトー・ラ・サルでは、カベルネ・フランを栽培することで、「流行に合わせた」爽やかで香り高いロゼワインも生産しており、その芳醇さが若い消費者から評価を集めています。
シャトー・ラ・サルの持続可能性
シャトー・ラ・サルのブドウ畑は、ワイン醸造所の周囲で生け垣と木立に囲まれ、本格的に自然の生態系が広がる環境となっています。
当社は土壌を保護するために草生栽培の技術を使用していますが、これにはブドウの生産性を調整する役割もあります。また、19つの蜜蜂の巣箱を設置することで、ブドウ畑の植物相の授粉を行っています。
当社のブドウはワイン造りの伝統や環境に最大限配慮しながら栽培されており、シャトー・ラ・サルで生産されるワインはすべてHVE3認証を取得しています。